• "奨学金貸付事業会計補正予算"(/)
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  1. 熊本市議会 2021-03-02
    令和 3年第 1回定例会−03月02日-02号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年第 1回定例会−03月02日-02号令和 3年第 1回定例会   令和3年3月2日(火曜) ┌─────────────────────────────────────┐ │ 議 事 日 程 第2号                         │ │ 令和3年3月2日(火曜)午前10時開議                 │ │ 第  1 議第  4号 専決処分報告について             │ │ 第  2 議第 22号 令和2年度熊本一般会計補正予算        │ │ 第  3 議第 23号 同       国民健康保険会計補正予算    │ │ 第  4 議第 24号 同       介護保険会計補正予算      │ │ 第  5 議第 25号 同       後期高齢者医療会計補正予算   │ │ 第  6 議第 26号 同       農業集落排水事業会計補正予算  │ │ 第  7 議第 27号 同       競輪事業会計補正予算      │ │ 第  8 議第 28号 同       公共用地先行取得事業会計補正予算│ │ 第  9 議第 29号 同       熊本西土地区画整理事業会計補正│ │             予算                      │ │ 第 10 議第 30号 同       植木中央土地区画整理事業会計補正│ │             予算                      │ │ 第 11 議第 31号 同       奨学金貸付事業会計補正予算   │ │ 第 12 議第 32号 同       公債管理会計補正予算      │
    │ 第 13 議第 33号 同       病院事業会計補正予算      │ │ 第 14 議第 34号 同       水道事業会計補正予算      │ │ 第 15 議第 35号 同       下水道事業会計補正予算     │ │ 第 16 議第 36号 同       交通事業会計補正予算      │ │ 第 17 議第 51号 熊本学校教育施設整備基金条例の制定について  │ │ 第 18 議第 59号 熊本市森づくり基金条例の制定について      │ │ 第 19 議第 90号 財産の取得について               │ │ 第 20 議第 94号 専決処分報告について             │ └─────────────────────────────────────┘                             午前10時00分 開議 ○紫垣正仁 議長  ただいまより本日の会議を開きます。       ──────────────────────────── ○紫垣正仁 議長  日程第1ないし日程第20を一括議題といたします。  予算決算委員長報告を求めます。澤田昌作議員。          〔予算決算委員長 澤田昌作議員 登壇〕 ◎澤田昌作 議員  予算決算委員会に付託を受け先議いたしました各号議案についての審査の経過並びに結果について、簡潔に御報告いたします。  審査の経過といたしましては、2月24日に各分科会を開催し、分担による詳細審査を行い、同26日、当委員会を開催し、各分科会長報告の後、締めくくり質疑を行いました。  その内容といたしましては、議第22号「令和2年度熊本一般会計補正予算」中、新型コロナウイルス対策に関連して、検査体制について、事業者及び医療機関への支援について、熊本城ホール指定管理料について、以上の事項について意見、要望が述べられました。  かくして採決いたしました結果、議第24号ないし議第27号、議第29号、議第30号、議第33号、議第36号、議第51号、議第59号、以上10件については、いずれも全員異議なく可決、議第4号、議第94号、以上2件については、いずれも全員異議なく承認、議第22号、議第23号、議第28号、議第31号、議第32号、議第34号、議第35号、議第90号、以上8件については、いずれも賛成多数により可決すべきものと決定いたしました。  これをもちまして、予算決算委員長報告を終わります。 ○紫垣正仁 議長  予算決算委員長報告は終わりました。  予算決算委員会審査議案に関する質疑は、同委員会締めくくり質疑で終結しておりますので、これより採決に移りますが、議第22号については別途討論の通告が提出されておりますので、これを後回しにし、その他の案件について採決いたします。  それでは、まず、議第23号、議第28号、議第31号、議第32号、議第34号、議第35号、議第90号を除き一括して採決いたします。  予算決算委員会の決定は、議第4号、議第94号はいずれも「承認」、議第24号ないし議第27号、議第29号、議第30号、議第33号、議第36号、議第51号、議第59号はいずれも「可決」となっております。  予算決算委員会の決定どおり決定することに御異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○紫垣正仁 議長  御異議なしと認めます。  よって、いずれも予算決算委員会の決定どおり確定いたしました。  次に、議第23号、議第28号、議第31号、議第32号、議第34号、議第35号、議第90号、以上7件を一括して採決いたします。  以上7件に対する予算決算委員会の決定は、いずれも「可決」となっております。  予算決算委員会の決定どおり決定することに、賛成議員起立または挙手を求めます。          〔賛成者起立〕 ○紫垣正仁 議長  起立多数。  よって、いずれも予算決算委員会の決定どおり確定いたしました。  これより、議第22号「令和2年度熊本一般会計補正予算」について討論を行います。  上野美恵子議員より討論の通告が提出されておりますので、発言を許します。上野美恵子議員。          〔49番 上野美恵子議員 登壇〕 ◆上野美恵子 議員  日本共産党熊本市議団上野美恵子でございます。  議第22号「令和2年度熊本一般会計補正予算」について、問題点を指摘し反対討論を行います。  今回の補正予算は、新型コロナ感染症への対応が市政の最重要課題として迫られた年度の最終補正であり、新型コロナへの市の対応予算上も問われていると思います。  新型コロナ対策として、学校における感染症対策等への対応のために学校教育活動継続経費が1億7,440万円予算化され、学校への配当予算が1校当たり80万円から240万円増額されたこと、またPCR検査など感染症対策課における感染症対策経費の増額、妊産婦総合支援事業として里帰り出産のできなかった妊産婦へのヘルパー利用に対する支援ほか、積極的な対応が評価できる事業もあります。しかし、一方では問題ある対応がありました。  第1に、新型コロナ感染症の影響を受けて大きな打撃を受けている地域経済事業者への支援は極めて重要かつ大きな課題です。飲食店等環境整備に対する助成金として実施された飲食店等感染防止環境整備支援事業は、予定件数1,500件を上回る2,200件の申請があり1億310万円が増額補正されました。しかし、感染が急拡大しているさなかの12月31日に申請が打ち切られたことは問題です。申請件数が多かったということは、事業者の皆さんに歓迎されているということであり、感染防止に今後も効果ある事業として早々に打切りにするのではなく、申請期限を延長し、もっと利用していただくべきであったと考えます。  一方、活用されずに減額となった事業もありました。市独自の緊急家賃支援事業は3,699万円減額されました。店舗等で賃借のみを対象とされたために、1万件を予定していたものの申請が5,867件にとどまりました。  廃業した事業者の早期の再起を支援する助成金である再チャレンジ支援事業は、予算の7割以上に当たる3,500万円が減額されました。40件の予定に対し、申請は僅か1件しかありませんでした。  締めくくり質疑で指摘いたしました小規模事業者等緊急支援補助金は、140事業者申請を見込みながら、僅か3件の申請しかなく、予算の96%に当たる4,110万円を減額しました。質疑では、多くの希望者が国の制度を利用したので必要な支援が受けられたと答弁されましたが、せっかく予算化するのであれば、活用される制度設計にすべきであったと思います。  新型コロナウイルス対応融資利子補給事業では、昨年6月時点での実績により補給額予算化されましたが、予算の約4分の1に当たる12億3,900万円が減額されました。予定されていた利率が低かったこともありますが、融資実績が想定どおり伸びなかったことは、融資で乗り切ることが厳しいという事業者の現状を反映しているのではないでしょうか。そういう意味では、貸付けではなく、落ち込んだ事業補填に対し給付による支援を拡充、強化していくことの必要性があると思います。国に対し持続化給付金家賃支援の再支給を求めるとともに、市独自にも業績の悪化に対し新型コロナで収益の落ち込んでいる全ての業種を対象にした給付型の支援を検討、実施していただくことを要望しておきます。  第2に、長期に及ぶ感染拡大の中で、医療現場医療従事者人手不足長期戦による疲弊も重なり、新型コロナによる減収経営状況も厳しい状況にあります。新型コロナ患者の受入れ、治療はもちろん、地域住民の命と健康を守るため、そしてワクチン接種をスムーズに進めていくためにも、今、医療現場の機能をしっかりと守っていくことは極めて重要です。今回の補正予算では、質疑に取り上げた救急医療対策経費では、休日夜間救急センター運営事業に対し減収補填1億6,167万円が予算化されました。これは医療収益減に対し補填必要性を認めたもので、この考え方に立つならば、市内の各医療機関に対し減収補填も検討していくべきです。  市長は国へ要望していくと繰り返し述べられてきました。そのことはもちろん大切ですが、質疑で指摘いたしましたように、今や154もの自治体が独自策に足を踏み出す中で、本市でも自治体独自の支援を積極的に打ち出し実施していくべきではないでしょうか。質疑で紹介した千葉県市原市における支援をはじめ全国の取組に学び、検討、実施していただくようお願いしておきます。  また、新型コロナウイルス感染症対応の窓口として、相談業務感染経路の探索など重要な役割を担ってきた保健所、そして重要な検査業務を担ってきた環境総合センターで残業が前提となっているような現状を放置すべきではありません。いずれについても体制確保には特段の配慮が必要だと考えますので、よろしくお願いいたします。  第3に、新型コロナ禍において、生活に困窮する人たちが増えている問題についても真剣に考えなければなりません。教育市民委員会では、特別会計奨学金貸付事業貸付事業費が、予算の4割近い3,820万円も減額されている点を指摘しました。新型コロナの影響で、保護者収入減学生自身アルバイトの減少などによって困窮する学生が増え、民間では学生を対象にした食料等配布支援が広がっています。一般の方々を対象にした物資の支援等も行われています。こんなときこそ奨学金がきちんと利用されるような運用に努めることが必要です。  小中学校の就学援助でも、まとまった費用が必要となる新入学用品費申請入学式で打ち切られていることや、1月までに申請しなければ支給が6月になってしまうなど、困窮した子供と保護者の立場に立っているとは思えない運用は直ちに改善すべきです。  生活保護費給付では、扶助費が8億円増額補正されましたが、保護制度においても困窮した世帯が速やかに申請、受給に至るよう、生活保護申請は国民の権利であることを周知し、制度を必要とする人がちゅうちょなく利用できるよう、厚生労働大臣が義務ではないと明言した、扶養親族への照会は速やかにやめていただくようお願いしておきます。格差と貧困、生活の困窮が広がる新型コロナ禍、今こそ公の責任で、その解消に努めていただくよう要望いたします。  第4は、熊本城ホールへの指定管理料補填問題です。2019年度の収支は約500万円の黒字でありながら2,600万円も補填が行われたことは、絶対に理解できません。補填については指定管理者である企業体と協議することになっているので、黒字と分かった時点でルールの見直しを提案し、補填はしないという協議をすべきであったと思います。さらには各ホール稼働日数稼働率は落ち込み、メインホールで73%、シビックホールが84%と利用が大きく落ち込みました。収入年間で5億2,000万円、65%の減収となりましたが、支出は1億7,865万円、22%の削減にとどまりました。収入減に対する企業努力がどのようになされたのか見えてきません。  MICE整備基本計画では、年間維持管理経費を約5億3,000万円と定められていました。しかし、質疑で答弁されたように、現在の指定管理者管理経費年間約8億円で運営しています。年間約3億円も増えています。管理経費が大きいほど収入が落ち込んだときには管理費が負担となります。施設整備のときに想定されていた維持管理費のどこが増えているのかを明らかにし、それは収入減の下で縮減することができなかったのか検証すべきです。そのことなくして収支の差額を漫然と補填することに市民の理解は得られません。  雇用調整助成金で1,000万円の国支援があったと報告されました。年間維持管理費が約8億円です。パート、アルバイト支給対象となる雇調金の積算がどのようになされたのか、持続化給付金はなぜ申請されなかったのか、いずれも企業経営努力が問われる点です。  一般企業新型コロナ禍収入が減っても1回きりの持続化給付金家賃支援雇用調整助成金など、それが減収に見合うものでなくても、その他は融資等によって乗り切ることが求められています。しかし、熊本城ホールの運営では、収支の差額全てが税金によって運営企業補填されています。しかも、2019年度分では黒字なのに税金給付しています。  熊本城ホール管理業務は、企業が一円の設備投資もせずに施設使用料も払わないで収益を上げる仕組みになっています。契約では、利益が出れば市へ還元するとなっていますが、還元は最大でも5年間で1億円まで、一方で今回のように、損失による税金補填は1年間で3億4,000万円というのには、到底市民の理解や納得は得られません。ましてや企業努力が見えなかったらなおさらです。しかも、新型コロナの収束はまだ見えず、このような状況がいつまで続くのかも分かりません。そういう点で、熊本城ホールへの莫大な税金投入は大きな問題です。徹底した情報公開説明責任をお願いいたします。  以上、補正予算の主な問題点を指摘して、討論といたします。 ○紫垣正仁 議長  以上で討論は終わりました。  それでは、採決いたします。  本案に対する予算決算委員会の決定は「可決」となっております。  予算決算委員会の決定どおり決定することに、賛成議員起立または挙手を求めます。          〔賛成者起立〕 ○紫垣正仁 議長  起立多数。  よって、本案は予算決算委員会の決定どおり確定いたしました。       ──────────────────────────── ○紫垣正仁 議長  本日の日程はこれをもって終了いたしました。  この際、お諮りいたします。  明3日は議案調査のため休会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○紫垣正仁 議長  御異議なしと認めます。  よって、明3日は休会することに決定いたしました。  次会は、3月4日(木曜日)定刻に開きます。       ──────────────────────────── ○紫垣正仁 議長  では、本日はこれをもって散会いたします。                             午前10時18分 散会 〇本日の会議に付した事件 一、議事日程のとおり 令和3年3月2日 出席議員 48名       1番   紫 垣 正 仁        2番   上 田 芳 裕       3番   山 本 浩 之        4番   北 川   哉       5番   古 川 智 子        6番   島 津 哲 也       7番   吉 田 健 一        8番   伊 藤 和 仁       9番   平 江   透       10番   荒 川 慎太郎      11番   齊 藤   博       12番   田 島 幸 治      13番   日 隈   忍       14番   吉 村 健 治      15番   山 内 勝 志       16番   緒 方 夕 佳      17番   高 瀬 千鶴子       18番   三 森 至 加      19番   大 嶌 澄 雄       20番   光 永 邦 保      21番   高 本 一 臣       22番   福 永 洋 一      23番   西 岡 誠 也       24番   田 上 辰 也      25番   浜 田 大 介       26番   井 本 正 広
         27番   藤 永   弘       28番   原 口 亮 志      29番   田 中 敦 朗       30番   小佐井 賀瑞宜      31番   寺 本 義 勝       32番   原     亨      33番   大 石 浩 文       34番   村 上   博      35番   那 須   円       36番   園 川 良 二      37番   澤 田 昌 作       38番   田 尻 善 裕      39番   満 永 寿 博       40番   田 中 誠 一      41番   津 田 征士郎       43番   藤 山 英 美      44番   落 水 清 弘       45番   倉 重   徹      46番   三 島 良 之       47番   坂 田 誠 二      48番   白河部 貞 志       49番   上 野 美恵子 説明のため出席した者   市長       大 西 一 史    副市長      多 野 春 光   副市長      中 村   賢    政策局長     田 中 俊 実   総務局長     深 水 政 彦    財政局長     田 中 陽 礼   文化市民局長   井 上   学    健康福祉局長   石 櫃 仁 美   環境局長     三 島 健 一    経済観光局長   田 上 聖 子   農水局長     西 嶋 英 樹    都市建設局長   田 中 隆 臣   消防局長     西 岡 哲 弘    交通事業管理者  古 庄 修 治   上下水道事業管理者萱 野   晃    教育長      遠 藤 洋 路   中央区長     横 田 健 一    東区長      宮 崎 裕 章   西区長      甲 斐 嗣 敏    南区長      村 上 誠 也   北区長      小 崎 昭 也 職務のため出席した事務局職員   事務局長     富 永 健 之    事務局次長    和 田   仁   議事課長     池 福 史 弘    調査課長     下錦田 英 夫...