│ 第 13 議第 33号 同
病院事業会計補正予算 │
│ 第 14 議第 34号 同
水道事業会計補正予算 │
│ 第 15 議第 35号 同
下水道事業会計補正予算 │
│ 第 16 議第 36号 同
交通事業会計補正予算 │
│ 第 17 議第 51号
熊本市
学校教育施設整備基金条例の制定について
│
│ 第 18 議第 59号
熊本市森づくり基金条例の制定について
│
│ 第 19 議第 90号 財産の取得について
│
│ 第 20 議第 94号
専決処分の
報告について
│
└─────────────────────────────────────┘
午前10時00分 開議
○
紫垣正仁
議長 ただいまより本日の会議を開きます。
────────────────────────────
○
紫垣正仁
議長 日程第1ないし
日程第20を
一括議題といたします。
予算決算委員長の
報告を求めます。
澤田昌作議員。
〔
予算決算委員長 澤田昌作議員 登壇〕
◎
澤田昌作 議員 予算決算委員会に付託を受け先議いたしました各
号議案についての
審査の経過並びに結果について、簡潔に御
報告いたします。
審査の経過といたしましては、2月24日に各
分科会を開催し、分担による
詳細審査を行い、同26日、当
委員会を開催し、各
分科会長の
報告の後、
締めくくり質疑を行いました。
その内容といたしましては、議第22号「
令和2年度
熊本市
一般会計補正予算」中、
新型コロナウイルス対策に関連して、
検査体制について、
事業者及び
医療機関への
支援について、
熊本城ホールの
指定管理料について、以上の事項について意見、要望が述べられました。
かくして採決いたしました結果、議第24号ないし議第27号、議第29号、議第30号、議第33号、議第36号、議第51号、議第59号、以上10件については、いずれも
全員異議なく可決、議第4号、議第94号、以上2件については、いずれも
全員異議なく承認、議第22号、議第23号、議第28号、議第31号、議第32号、議第34号、議第35号、議第90号、以上8件については、いずれも
賛成多数により可決すべきものと決定いたしました。
これをもちまして、
予算決算委員長の
報告を終わります。
○
紫垣正仁
議長 予算決算委員長の
報告は終わりました。
予算決算委員会の
審査議案に関する
質疑は、同
委員会の
締めくくり質疑で終結しておりますので、これより採決に移りますが、議第22号については別途
討論の通告が提出されておりますので、これを後回しにし、その他の案件について採決いたします。
それでは、まず、議第23号、議第28号、議第31号、議第32号、議第34号、議第35号、議第90号を除き一括して採決いたします。
予算決算委員会の決定は、議第4号、議第94号はいずれも「承認」、議第24号ないし議第27号、議第29号、議第30号、議第33号、議第36号、議第51号、議第59号はいずれも「可決」となっております。
予算決算委員会の決定どおり決定することに御
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
紫垣正仁
議長 御
異議なしと認めます。
よって、いずれも
予算決算委員会の決定どおり確定いたしました。
次に、議第23号、議第28号、議第31号、議第32号、議第34号、議第35号、議第90号、以上7件を一括して採決いたします。
以上7件に対する
予算決算委員会の決定は、いずれも「可決」となっております。
予算決算委員会の決定どおり決定することに、
賛成の
議員の
起立または挙手を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
紫垣正仁
議長 起立多数。
よって、いずれも
予算決算委員会の決定どおり確定いたしました。
これより、議第22号「
令和2年度
熊本市
一般会計補正予算」について
討論を行います。
上野美恵子議員より
討論の通告が提出されておりますので、発言を許します。
上野美恵子議員。
〔49番
上野美恵子議員 登壇〕
◆
上野美恵子 議員 日本共産党熊本市議団の
上野美恵子でございます。
議第22号「
令和2年度
熊本市
一般会計補正予算」について、
問題点を指摘し
反対討論を行います。
今回の
補正予算は、
新型コロナ感染症への
対応が市政の最
重要課題として迫られた年度の
最終補正であり、
新型コロナへの市の
対応が
予算上も問われていると思います。
新型コロナ対策として、学校における
感染症対策等への
対応のために
学校教育活動継続経費が1億7,440万円
予算化され、学校への
配当予算が1校当たり80万円から240万円増額されたこと、また
PCR検査など
感染症対策課における
感染症対策経費の増額、
妊産婦総合支援事業として
里帰り出産のできなかった
妊産婦への
ヘルパー利用に対する
支援ほか、積極的な
対応が評価できる
事業もあります。しかし、一方では問題ある
対応がありました。
第1に、
新型コロナ感染症の影響を受けて大きな打撃を受けている
地域経済、
事業者への
支援は極めて重要かつ大きな課題です。
飲食店等の
環境整備に対する
助成金として実施された
飲食店等感染防止環境整備支援事業は、
予定件数1,500件を上回る2,200件の
申請があり1億310万円が増額補正されました。しかし、
感染が急拡大しているさなかの12月31日に
申請が打ち切られたことは問題です。
申請件数が多かったということは、
事業者の皆さんに歓迎されているということであり、
感染防止に今後も効果ある
事業として早々に打切りにするのではなく、
申請期限を延長し、もっと利用していただくべきであったと考えます。
一方、活用されずに減額となった
事業もありました。市独自の
緊急家賃支援事業は3,699万円減額されました。
店舗等で賃借のみを
対象とされたために、1万件を予定していたものの
申請が5,867件にとどまりました。
廃業した
事業者の早期の再起を
支援する
助成金である再
チャレンジ支援事業は、
予算の7割以上に当たる3,500万円が減額されました。40件の予定に対し、
申請は僅か1件しかありませんでした。
締めくくり質疑で指摘いたしました
小規模事業者等緊急支援補助金は、140
事業者の
申請を見込みながら、僅か3件の
申請しかなく、
予算の96%に当たる4,110万円を減額しました。
質疑では、多くの
希望者が国の制度を利用したので必要な
支援が受けられたと答弁されましたが、せっかく
予算化するのであれば、活用される
制度設計にすべきであったと思います。
新型コロナウイルス対応融資利子補給事業では、昨年6月時点での実績により
補給額が
予算化されましたが、
予算の約4分の1に当たる12億3,900万円が減額されました。予定されていた利率が低かったこともありますが、
融資実績が想定どおり伸びなかったことは、融資で乗り切ることが厳しいという
事業者の現状を反映しているのではないでしょうか。そういう意味では、貸付けではなく、落ち込んだ
事業の
補填に対し
給付による
支援を拡充、強化していくことの
必要性があると思います。国に対し
持続化給付金や
家賃支援の再支給を求めるとともに、市独自にも業績の悪化に対し
新型コロナで収益の落ち込んでいる全ての業種を
対象にした
給付型の
支援を検討、実施していただくことを要望しておきます。
第2に、長期に及ぶ
感染拡大の中で、
医療現場は
医療従事者の
人手不足と
長期戦による疲弊も重なり、
新型コロナによる
減収で
経営状況も厳しい状況にあります。
新型コロナ患者の受入れ、治療はもちろん、
地域住民の命と健康を守るため、そして
ワクチン接種をスムーズに進めていくためにも、今、
医療現場の機能をしっかりと守っていくことは極めて重要です。今回の
補正予算では、
質疑に取り上げた
救急医療対策経費では、休日
夜間救急センター運営事業に対し
減収補填1億6,167万円が
予算化されました。これは
医療の
収益減に対し
補填の
必要性を認めたもので、この考え方に立つならば、市内の各
医療機関に対し
減収補填も検討していくべきです。
市長は国へ要望していくと繰り返し述べられてきました。そのことはもちろん大切ですが、
質疑で指摘いたしましたように、今や154もの自治体が
独自策に足を踏み出す中で、本市でも自治体独自の
支援を積極的に打ち出し実施していくべきではないでしょうか。
質疑で紹介した千葉県市原市における
支援をはじめ全国の取組に学び、検討、実施していただくようお願いしておきます。
また、
新型コロナウイルス感染症対応の窓口として、
相談業務や
感染経路の探索など重要な役割を担ってきた保健所、そして重要な
検査業務を担ってきた
環境総合センターで残業が前提となっているような現状を放置すべきではありません。いずれについても
体制確保には特段の配慮が必要だと考えますので、よろしくお願いいたします。
第3に、
新型コロナ禍において、生活に困窮する
人たちが増えている問題についても真剣に考えなければなりません。
教育市民委員会では、
特別会計奨学金貸付事業の
貸付事業費が、
予算の4割近い3,820万円も減額されている点を指摘しました。
新型コロナの影響で、
保護者の
収入減や
学生自身の
アルバイトの減少などによって困窮する学生が増え、民間では学生を
対象にした
食料等の
配布支援が広がっています。
一般の方々を
対象にした物資の
支援等も行われています。こんなときこそ
奨学金がきちんと利用されるような運用に努めることが必要です。
小中学校の
就学援助でも、まとまった費用が必要となる
新入学用品費の
申請が
入学式で打ち切られていることや、1月までに
申請しなければ支給が6月になってしまうなど、困窮した子供と
保護者の立場に立っているとは思えない運用は直ちに改善すべきです。
生活保護費の
給付では、
扶助費が8億円増額補正されましたが、
保護制度においても困窮した世帯が速やかに
申請、受給に至るよう、
生活保護の
申請は国民の権利であることを周知し、制度を必要とする人がちゅうちょなく利用できるよう、
厚生労働大臣が義務ではないと明言した、
扶養親族への照会は速やかにやめていただくようお願いしておきます。格差と貧困、生活の困窮が広がる
新型コロナ禍、今こそ公の責任で、その解消に努めていただくよう要望いたします。
第4は、
熊本城ホールへの
指定管理料の
補填問題です。2019年度の収支は約500万円の黒字でありながら2,600万円も
補填が行われたことは、絶対に理解できません。
補填については
指定管理者である
企業体と協議することになっているので、黒字と分かった時点でルールの見直しを提案し、
補填はしないという協議をすべきであったと思います。さらには各
ホールの
稼働日数、
稼働率は落ち込み、
メインホールで73%、
シビックホールが84%と利用が大きく落ち込みました。
収入は
年間で5億2,000万円、65%の
減収となりましたが、支出は1億7,865万円、22%の削減にとどまりました。
収入減に対する
企業努力がどのようになされたのか見えてきません。
MICE整備基本計画では、
年間の
維持管理経費を約5億3,000万円と定められていました。しかし、
質疑で答弁されたように、現在の
指定管理者は
管理経費を
年間約8億円で運営しています。
年間約3億円も増えています。
管理経費が大きいほど
収入が落ち込んだときには
管理費が負担となります。
施設整備のときに想定されていた
維持管理費のどこが増えているのかを明らかにし、それは
収入減の下で縮減することができなかったのか検証すべきです。そのことなくして収支の差額を漫然と
補填することに
市民の理解は得られません。
雇用調整助成金で1,000万円の
国支援があったと
報告されました。
年間の
維持管理費が約8億円です。パート、
アルバイトも
支給対象となる
雇調金の積算がどのようになされたのか、
持続化給付金はなぜ
申請されなかったのか、いずれも
企業の
経営努力が問われる点です。
一般の
企業は
新型コロナ禍で
収入が減っても1回きりの
持続化給付金や
家賃支援、
雇用調整助成金など、それが
減収に見合うものでなくても、その他は
融資等によって乗り切ることが求められています。しかし、
熊本城ホールの運営では、収支の差額全てが
税金によって
運営企業へ
補填されています。しかも、2019年度分では黒字なのに
税金を
給付しています。
熊本城ホールの
管理業務は、
企業が一円の
設備投資もせずに
施設使用料も払わないで収益を上げる仕組みになっています。契約では、利益が出れば市へ還元するとなっていますが、還元は最大でも5
年間で1億円まで、一方で今回のように、損失による
税金の
補填は1
年間で3億4,000万円というのには、到底
市民の理解や納得は得られません。ましてや
企業努力が見えなかったらなおさらです。しかも、
新型コロナの収束はまだ見えず、このような状況がいつまで続くのかも分かりません。そういう点で、
熊本城ホールへの莫大な
税金投入は大きな問題です。徹底した
情報公開と
説明責任をお願いいたします。
以上、
補正予算の主な
問題点を指摘して、
討論といたします。
○
紫垣正仁
議長 以上で
討論は終わりました。
それでは、採決いたします。
本案に対する
予算決算委員会の決定は「可決」となっております。
予算決算委員会の決定どおり決定することに、
賛成の
議員の
起立または挙手を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
紫垣正仁
議長 起立多数。
よって、本案は
予算決算委員会の決定どおり確定いたしました。
────────────────────────────
○
紫垣正仁
議長 本日の
日程はこれをもって終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
明3日は
議案調査のため休会いたしたいと思いますが、御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
紫垣正仁
議長 御
異議なしと認めます。
よって、明3日は休会することに決定いたしました。
次会は、3月4日(木曜日)定刻に開きます。
────────────────────────────
○
紫垣正仁
議長 では、本日はこれをもって散会いたします。
午前10時18分 散会
〇本日の会議に付した事件
一、
議事日程のとおり
令和3年3月2日
出席議員 48名
1番 紫 垣 正 仁 2番 上 田 芳 裕
3番 山 本 浩 之 4番 北 川 哉
5番 古 川 智 子 6番 島 津 哲 也
7番 吉 田 健 一 8番 伊 藤 和 仁
9番 平 江 透 10番 荒 川
慎太郎
11番 齊 藤 博 12番 田 島 幸 治
13番 日 隈 忍 14番 吉 村 健 治
15番 山 内 勝 志 16番 緒 方 夕 佳
17番 高 瀬 千鶴子 18番 三 森 至 加
19番 大 嶌 澄 雄 20番 光 永 邦 保
21番 高 本 一 臣 22番 福 永 洋 一
23番 西 岡 誠 也 24番 田 上 辰 也
25番 浜 田 大 介 26番 井 本 正 広